筆者個人の見解

とりあえず行けるなら行くべきなのは間違いない。

確かにいきなりビッグクラブでなく、例えばチェルシー移籍を断ってマインツへ加入した日本の武藤嘉紀などのように、背の丈にあったクラブからステップアップすべきかもしれない。ただそうしたクラブは広州恒大を頷かせる条件は出せないし、逆にそこまで出せるのはビッグクラブに限られる。

そこにはチャンに限らず、中国人選手の市場価値(中国クラブにとって)が異常に高騰している実情がある。代表クラスであれば最低でも3000万元(約6億円)は動く。広州恒大が青島中能から鄒正を獲得した時にも1000万元(約2億円)かかった。代表歴のない2部所属のサイドバックであるにもかかわらず、だ。

こんな異常事態は、いつまで続くのだろうか。破綻時が怖い。

チャン・シーチェー(元ヴォルフスブルク)のように仮に出場機会がゼロで帰ったとしても行った方がいい。シーチェーは北京復帰後出番がなかったにも関わらず以前より成長したというのが専らの評価だ。

レアル・マドリーの一員として世界最高峰の環境にいれば本人だけでなく、恒大や中国サッカー全体にもたらすものは計り知れないだろう。それを期待してやまない。これは筆者個人だけでなく、殆どの中国サッカー関係者が同意見のはずだ。

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