ブレンダン・ロジャーズの解任にともない注目されるリヴァプールの監督後任問題。

各紙では様々な名前がその候補者として挙げられているが、その中でも有力と見られているのがドルトムントを率いていたユルゲン・クロップだ。

昨シーズン限りでドルトムントの監督を退任していたクロップは現在フリーの状況にある。英国『BBC』も「リヴァプールがクロップに接触」と伝えており、リヴァプール側から何かしらのコンタクトがあることは確実であろう。

ドルトムントをドイツの強豪に育て上げ、ブンデスリーガで連覇を成し遂げたクロップ。その実績は十分であり、不振に喘ぐリヴァプールの新監督としてファンからの評判も上々であるようなのだが、実はこのクロップが以前アンフィールドでこんなことをしていたのをご存知だろうか?

こちらは2014年8月に行われたプレシーズンマッチでの映像である。

当時ドルトムントを率いていたクロップはアンフィールドを訪れたのだが、試合前に選手用通路に掲げられているパネルをタッチしていたのだ。

実はこのパネル、リヴァプールサポーターにとってはお馴染みのもので、多くの選手たちが試合前に触って行く。あのスティーヴン・ジェラードもこの行為を習慣付けており、アンフィールドでの最終戦でもこのパネルをタッチしていた。

そうした慣習を、おそらくクロップは理解していたのだろう。

どのような表情をしてこのパネルを眺めていたのかが気になるところだが、なんとか感慨深そうに見ていたような気もする…。

いずれにしても、リヴァプールの新監督候補にクロップの名が挙げられた今、まるでリヴァプールファンの信頼を掴むようにしてこの映像が再び広まっているのだ。ファンの立場に立ってみると、クロップに対する印象がプラスになる行動であったことは間違いない。

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