アスレティック・ビルバオでプレーするフランス人DFエメリク・ラポルトについての話題を『as』が伝えている。

ラポルトは1994年生まれの21歳、元フランス代表DFビセンテ・リザラズと同じくフランス系のバスク人で、ビルバオのカンテラ育ちのDF。190cm近い体格を誇りながら、足元にも長ける期待の逸材だ。

彼はこれまでフランスの各世代代表で主力としてプレーしてきたが、まだフル代表経験はない。そんななか、フランスのディディエ・デシャン監督からこのままお呼びが掛からなければ、来年開催されるEURO出場に向けてスペイン代表へ転向するというアイディアも有り得ると述べたそうだ。

ラポルトは15歳でビルバオに移住しており、スペインでプレーする権利も有している。スペイン代表はCBに負傷者が出ており、セルヒオ・ラモスに代えてビルバオのDFシャビエル・エチェイタを招集したばかりでもある。

ラポルトは地元ラジオにこう語ったという。

エメリク・ラポルト(アスレティック・ビルバオDF)

「前にも言った通り、フランスを代表することのほうが好ましい。監督が信頼してくれる限りはね。でもそのオプションはやって来ていない。EUROはとても大事さ。毎日プレーできるようなものではないんだ。よく考える必要があるし、起きることを見なきゃならない」

スペイン代表はかねてよりラポルトに目を付けており、ビルバオでデビューする前にも接触したことがあるという。その際は、出身地であるフランスを選んだとのこと。

また、彼には多くのビッグクラブが関心を寄せているとも噂されているが、それについては「契約を4年更新した。それは自分の望んでいたことだ。アスレティックへ身を捧げることを示した。彼らは僕に忠誠を見せてくれたよ」 と語っている。これを聞く分には当分移籍はないだろうか。

なお、フランスは23歳の大器ジャンネッリ・インブラがベルギー代表へ鞍替えすると伝えられたばかり。ラポルトもそれに続くことになるのだろうか。

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