10月9日、『Coral』は元イングランド代表FWアラン・シアラーのコラムを掲載した。

かつてブラックバーンやニューカッスルでめざましい活躍を見せたシアラーは、監督を交代したリヴァプールのことやイングランド代表のことなど、様々な点を論評している。

アラン・シアラー

「誰かが仕事を失うところを見たい者は誰もいない。しかし、私は先週末の監督交代には驚かなかった。

ブレンダン・ロジャーズはこれまで3億ポンド(およそ552.1億円)もの移籍金を使ってきた。そして彼はリヴァプールでタイトルを取るというプレッシャーを背負うことになった。

あのクラブを彼が率いるようになった時から現在まで、選手達が本当の成長を遂げた所を見たことがない。

彼が買った選手を振り返れば、成功を収めることができたのはスターリッジとコウチーニョくらいだ。ロヴレンやララーナはサウサンプトンで輝いていたが、リヴァプールでは失敗している。

ブレンダン・ロジャーズは、夏にマイク・マーシュとコリン・パスコー(アシスタント)を失ったときに、もう“死んでいた”よ。

それは明確なサインだった。良いスタートを切らなければいけないというね。

ケニー・ダルグリッシュが解任された時は、2度カップ戦の決勝に進んだ後だった。そのうち一つは勝っているんだ。それがクラブに、そしてブレンダン・ロジャーズにとっての基準になった。

2年前はリーグを勝ち取るまであと一歩だった。しかしそれからはずっと苦しんできた。

ユルゲン・クロップが来たことは、アンフィールドに新しい風を吹き込んでくれるだろう。彼はドルトムントで成功を収めており、選手を見つけて育成することには評価が高い。

彼はピッチの内外で楽しませてくれるし、リヴァプールに新鮮さをもたらしてくれるはずだ。

プレミアリーグでは常に結果を出さなければならないという圧力下に置かれることになるが、しかし今季いっぱいは余裕が与えられるだろう。評価はその後にされる」

【次ページ】ウェイン・ルーニーについて