総論

サイドバックは歴史的に見ても最もレッドカードが多くなりがちな傾向のあるポジションである。レッドカードが多い選手というと、セルヒオ・ラモス、シリル・ロール(通算19枚)などがいるがいずれもサイドバックでプレーできる選手達である。

そういう意味では、森勇介にしてもベドージャにしても戦術的なファールとして仕方なくレッドカードをもらうこともあっただろう。

とはいえ、センターバックでレッドカードが多い選手の代表格であるパブロ・アルファロ(元セビージャ)ですら現役生活トータルで27枚のレッドカードとなっている。

ちなみに、上述のパブロ・アルファロが医師免許を持つことから「恐怖の医者」のニックネームで知られたのに対して、ベドージャのニックネームは「エル・ヘネラル(El General)」である。これは、恐らく名前由来のものであろうが、スペイン語では「一般」と訳すこともできる。

ベドージャの記録は「一般」ではない。こうしたプレースタイルでありながら39歳まで一線級で現役を続けたという事実もまた忘れてはならない。

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