サッカーの監督の中には、ジョゼ・モウリーニョやイヴィツァ・オシムのようにその名言が取り沙汰されるものも少なくない。

『Mirror』はこのほど、サッカー界の歴史において監督が話した7つの哲学的名言を発表している。

Qoly編集部による当時の状況の解説つきで今回はお届けしよう。

オムレツは卵の鮮度に依存する(ジョゼ・モウリーニョ)

2006-07シーズン、チェルシー第一次指揮下でジョゼ・モウリーニョが放ったのはまさかの卵の話だった。

ジョゼ・モウリーニョ
(チェルシー監督)


「どのようにプレーするかは非常に大事だ。

しかし、オムレツは卵なしに作ることはできない。オムレツは卵の鮮度に依存する。

スーパーマーケットに行くと、クラス1、2、3の卵が並んでいる。

幾つかは他のものより高価であり、あなたはより良いオムレツを作ることができる。

クラス1の卵は高級スーパー(Waitrose)にあるが、あなたたちはそこに行けないか。それは、あなたたちに問題があるね」

編集部解説:

質の高いチームを作るときには良い選手がいないといけないという比喩。当時、オーナーのロマン・アヴラモヴィッチがフロント主導でとってきた選手達は“安い卵”だと批判した。

その中には、ミランから獲得したウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコらもいたのだが、チームは2位に終わり翌シーズンの序盤にモウリーニョはチームから去ることになる。

『Mirror』は単に卵の話だったのかも。と皮肉った一文も添えている。

ちなみに、この卵の話、この時限りではない

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