先週末に行われたJ1での最も大きな話題となったのは、なんと言っても清水エスパルスのJ2降格あろう。

清水は17日、ホームで行われたベガルタ仙台戦で0-1と敗れ窮地に立たされると、続いて行われたアルビレックス新潟対松本山雅戦で新潟が勝利。これにより、「オリジナル10」の一員である清水の初のJ2降格が決定したのだ。

その一方、この2ndステージ第14節では見事J1残留を決めてみせたチームもあった。昨シーズンのJ2を勝ち点101という驚異的な成績で優勝し、J1昇格を果たしていた湘南ベルマーレだ。

湘南はこの日味の素スタジアムに乗り込み、年間順位で3位につけるFC東京戦を迎えた。

試合は前半アディショナルタイムに古林将太が先制点をあげると、後半開始早々に東慶悟に同点弾を奪われる。しかし、その直後に湘南の“ナンバー10”菊池大介が値千金の勝ち越しゴールを奪い、1点のリードを守り抜き湘南が1-2と勝利。3試合を残しJ1残留を確実なものとした。

戦力的にも資金的にもJ1の中では厳しい条件で戦っている湘南。

しかし、ロジャー・シュミットが築き上げたレッドブル・ザルツブルクにも影響を受けたという全員攻撃、全員守備のスタイルはJ1でも十分に戦えている。J1での白星は6試合ぶりであったが、湘南のJ1残留は多くのJリーグファンが納得するところだろう。

さて、そんな湘南にとってこの試合が行われた味の素スタジアムは、思い出深い場所だった。というのも2年前の2013年シーズン、J2への降格が決まったのがこの味スタだったのだ。

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