現地20日、バイ・アレーナでUEFAチャンピオンズリーグ、レヴァークーゼン対ローマ戦が行われる。注目を集めるのはこの2人だろう。

ミラレム・ピャニッチとハカン・チャルハノール。

現役最強のフリーキック能力を持つ2人である。この対決を前に、『ESPN』が伝えているエピソードを抜粋して紹介する。

まずは、サッカーゲーム『FIFA16』でも最高のFK値をつけているチャルハノール。

実は彼の1歳年下の弟ムハメドもフリーキックを得意としている。その理由について、兄ハカンは父親のヒュセインさんの影響だと語っているそうだ。

「彼(父)は本当に狂ってた。彼はいつもゴールに入って、僕らにバーとポストの間(トップコーナー?)にシュートをさせたがっていたんだ。雨でも、雪でも関係なかった。荒れ狂う雷雨でもね」

故郷マンハイムの自宅近くのピッチで、幼い頃から特訓を受けていたという。その効果もあって、今の姿につながっているようだ。

ちなみに、一躍名を知らしめることになったドルトムント戦での衝撃弾については、「喜びのあまりほとんど寝られなかった。50回は見たよ」と語っている。

そして、昨季HSVからレヴァークーゼンへ移籍。そこでは、さらに科学的なアプローチをしているそうで、『Sport1』にこう明かしたそうだ。

「僕らは(FKを)分析している。僕にとってフィードバックはとても大事なものだ。徐々に僕らは僕のテクニックを洗練させていった」

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