欧州各地で行われたUEFAヨーロッパリーグ。グループFのブラガはマルセイユを3-2で下した。

試合終盤の4分間で3ゴールが生まれる劇的な展開でもあった一戦では、こんな見事なゴールもあった。

にくいループシュートを決めたのはブラガのエジプト人FWアハマド・ハッサン。

後半15分に決まったこの先制ゴールの直後、ハッサンは天を指差し、左手のバンドにキス。そして、祈りを捧げたのだが、その表情は泣いていたようにも見える。

実はこの試合前日に父親を亡くしていたという。『ahram online』が伝えている。

アハマド・ハッサン(ブラガFW)

「僕と家族にとって、特別な瞬間だった。僕は父のためにここにいる。彼のためにゴールを決めようとした。

僕にとって彼は全てだった。いつも僕を助けてくれた。強くあれと教えてくれた。安らかに眠ってくれることを願う」

亡父に捧げるゴールだったと明かしたハッサン。

カイロ出身の彼は、エジプト代表でも期待されている22歳の大型ストライカーだ。ポルトガルのリオ・アヴェで結果を残すと、今季からブラガへ加入。リーグでの出番は多くないが、ELで存在感を見せている。190cmを超えるような体格を持ち、細やかさはないものの、パワフルかつ飛び出しも上手く、パスも繋げる大器である。

この辛さを乗り越えて、一回り大きなストライカーに成長してくれることを期待したい。