12位 ロシア(FIFAランク23位)

予選グループG2位(6勝2分2敗、21得点5失点)

ファビオ・カペッロを追い出して、彼らは解放感を味わっているかもしれない。セミファイナルに進出した2008年の再現を望んでいる。FWアルチョム・ジュバ(ゼニト)がロシアの“危険人物”であり、予選8試合で8点を決めた。FWアレクサンドル・ココリン(ディナモ・モスクワ)も危険たりうる。だが、準々決勝進出がロシアがなしうるベストだろう。

11位 ウェールズ(FIFAランク15位)

予選グループB2位(6勝3分1敗、11得点4失点)

ギャレス・ベイルとアーロン・ラムジーが最大限のパフォーマンスをすれば、ベスト8以上に進出する可能性はある。特にベイルは予選でセンセーショナルであり、本大会でのスターのひとりになりうる。DFアシュリー・ウィリアムズ、MFジョー・アレンもクリス・コールマン監督のチームにおいて不可欠だろう。だが、もしベイルやラムジーがダメになるなら、1958年以来となる初のビッグトーナメントは失望になる可能性がある。

10位 ポーランド(FIFAランク38位)

予選グループD2位(6勝3分け1敗、33得点10失点)

FWロベルト・レヴァンドフスキは欧州の選手において今最高潮にあり、もしこのレベルを来夏までキープできれば、準々決勝進出かそれ以上が望める。FWアレク・ミリク(アヤックス)とFWカミル・グロシツキ(レンヌ)も本大会で影響力を発揮しうる。MFグジェゴシュ・クリホヴィアク(セビージャ)もDFラインの前で堅さを見せつけることだろう。

9位 クロアチア(FIFAランク19位)

予選グループH2位(6勝3分1敗20得点5失点)

ルーカ・モドリッチとイヴァン・ラキティッチという中盤の組み合わせは本大会でも最も完成されたペアのひとつになるだろう。そして、(2人は)クロアチアをより魅力的なチームにするはずだ。予選6ゴールを上げたイヴァン・ペリシッチ(インテルMF)が主な“危険人物”になるであろう一方、評価の高いGKダニイェル・スバシッチ(モナコ)はDF陣に鎮静効果をもたらすだろう。準々決勝進出は間違いない。