ここ最近、プレミアリーグファンの間であるレジェンドの名がしきりに叫ばれていた。

その選手とは、元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイである。

2001年から2006年にかけてマンチェスター・ユナイテッドに在籍したファン・ニステルローイ。

2000年代前半のプレミアリーグにおいてティエリ・アンリと熾烈な得点王争いを演じ、とにかくUEFAチャンピオンズリーグに強い男としても知られた。

ユナイテッドでは計150得点をあげるなどゴールを量産し、チームのタイトル獲得にも貢献。プレミアリーグでは超離脱を強いられた2004-05シーズンを除く4シーズンで20ゴールを達成している。

さて、そんなファン・ニステルローイは2003年にプレミアリーグで10試合連続ゴールを達成しており、このほどその記録にレスターFWジェイミー・ヴァーディが並んでいた。

結果的にヴァーディは先週末のマンチェスター・U戦でこの記録を更新し、11戦連続得点の新記録を樹立。そうした背景から、英国メディアやTwitterのタイムラインではファン・ニステルローイの名が数多く見られたのだ。

ファン・ニステルローイはユナイテッドを退団後、レアル・マドリー、ハンブルガーSVを経て、2012年にマラガで現役を引退。そのシュート技術の高さは圧巻であり、クラブキャリア通算の得点率0.58はラウール・ゴンサレスやアンリらを凌駕する数値である。

ファン・ニステルローイというストライカーは、どんなに難しいボールもあっさりトラップし、どんなに難しい体勢からでも簡単にゴールを奪って見せた。今回は、2000年代前半のプレミアリーグを彩ったファン・ニステルローイの極上のゴール集を振り返ろう。

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