2018年のワールドカップ開催地であるロシアで、スタジアム建設中に痛ましい事故死が起きたと、『AP』が伝えている。
ゼネコン『Transstroy』が『AP』に伝えた情報によると、スタジアムの屋根に鋼板を取り付けている最中に作業員のひとりが転落死したという。
同社は、「彼自身の注意不足により、1992年生まれの屋根職人はスタジアムの屋根から落下した」としているそうだ。亡くなった作業員は、サンクトペテルブルクとモスクワの間にあるトヴェリ地区の出身者だという。
今月4日にも、別の作業員が建設中のスタジアムから落下し死亡する事故があったばかり。
このスタジアムは69,000人収容で、サンクトペテルブルクで建設中のもの。W杯準決勝が行われる予定だというが、コスト増と作業の遅れに見舞われてる。同スタジアムの建設ではこれまでに少なくとも7人の作業員が亡くなっているそうだ。
また、2013年にもモスクワとカザンのスタジアム建設において、作業員1名がそれぞれ亡くなっているとのこと。