13日にサンフレッチェ広島とのゲームでクラブワールドカップの初戦を迎えるアフリカ代表TPマゼンベ。

大会参加は既に3回目で、2010年には決勝進出の経験も。アフリカのチームではアル・アハリと並んで最も知名度が高い存在かもしれない。

ただ、あれから5年が経ち、このクラブの性質も大きく変わってきた。自国の選手は今やほとんどおらず、アフリカ・オールスターズといった雰囲気を醸し出している。

そんなマゼンベの中で注目すべき選手は誰か? アフリカ担当の編集部Kが軽くご紹介していこう。

第一回目は、2011年からずっとマゼンベでプレーしているベテラン選手(にいつの間にかなってしまった)、29歳のレインフォード・カラバだ。

レインフォード・カラバ

1986年8月14日生まれ(29歳)

ザンビア代表に入ったのは19歳の時。非常に若い頃から期待されてきた選手で、もうアフリカネイションズカップは6回出場を果たしている。

もちろんエルヴェ・ルナール氏の元で奇跡の優勝を果たした2012年も、クリストファー・カトンゴやエマニュエル・マユカと共に攻撃の中心的存在を担った。

彼は2005年にニース(フランス)へ、そして2008年にブラガ(ポルトガル)へと移籍しているが、欧州ではほとんど実績を残せなかった。

「僕はいつか欧州でプレーしたい」とインタビューに語りながらオファーが来ない、そんなときに手を差し伸べたのがマゼンベである。

そして、マゼンベは彼の獲得をきっかけに国際的なチームへと変貌していく。まさに今のチームを作り上げた存在だったとも言える。

小柄な体格をしている彼の強みは、加速力を生かしたドリブル突破からのチャンスメイクと飛び出しだ。

左サイドやトップ下でのプレーを得意としており、一瞬の隙を見てスペースを破ってくる。自分でもゴールを決められるが、味方を使うことも苦手ではない。

マゼンベではチームの性格上パサーとしての彼はあまり見られないのだが、一瞬の切れ味で相手の守備を破るプレーは必見だ。広島の中盤はまず彼を止めることが重要になるだろう。