明日16日、南米王者のリーベル・プレートとサンフレッチェ広島がクラブW杯の準決勝で激突する。

今年のJリーグを制し、オセアニア、アフリカ王者を撃破して波に乗る広島が、数々の世界的スーパースターを輩出してきた南米屈指の超名門相手にどこまでやれるのか、広島ファンならずとも楽しみなところであろう。

そのリーベルに関して、Qolyでは一貫して「リーベル・プレート」と表記してお伝えしてきたが、クラブW杯を放送する日テレ及び日本の大手メディアは「リバー・プレート」と呼称しており、これがごく一部ではあるが長年論争を呼んできた。

この件について、リーベルのウィキペディア(日本語版)にも、

『日本のテレビ局や大手新聞・一部スポーツ誌、そして日本サッカー協会は「リバー・プレート」という英語読みの名称を使用していて「リーベル・プレート」という正式名称を使用していない。そのため、チケットやテレビ番組試合実況においてこの「リバー・プレート」という誤った名称が使用されるのでこれが正式名称であると誤って認識している日本人は多い』

と、「リバー」表記を厳しく非難する記述が兼ねてより掲載されている。

「表記に何もそこまで言わんでも…」と思わなくもないが、南米に馴染みのあるサッカーファンからすればこの呼称に違和感を覚えるのは確かだろう。

こちらのチャントを聞いていただきたい。

確かに「バモス(行け)!リーベル・プレー(ト)!」と叫んでいることが分かるはずだ。

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