ファン・ボーウェン

(Huang Bowen / おう・はくぶん / 黄博文)

もしかしたら、今季のAFCチャンピオンズリーグ優勝に最も貢献したのは外国人選手ではなくファン・ボーウェンなのではないか?

そう思っている人も少なくないはずだ。柏レイソル戦、ガンバ大阪戦で重要なゴールを決めた。それだけでなく、中盤で攻守に渡って貢献し、チームの潤滑油としても貴重な働きをした。

元々北京国安時代には16歳317日という最年少得点記録を達成しており、得点力に関しても高いものを持っていた選手ではあったが、特に広州恒大に入ってからは守備的な仕事が増加していた。

しかしルイス・フェリペ・スコラーリ監督は彼をもう一枚前で使うことにより、外国人選手の間に入り込みチームを動かすダイナモとして生かしている。

今季はAFCチャンピオンズリーグのドリームチーム(ベストイレブン)、中国超級リーグの年間ベストイレブンの両方を獲得し、28歳でキャリアの頂点を極めつつある。

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