MFセスク・ファブレガス

このスペイン人MFがフィジカルを売りにしたことは一度もない。スピードやパワーの不足を、驚異的な速さの思考力でカバーしてきた。

だが、今季のように思い通りにいかなかった時、トップクラスのMFとしておそろしく脆いように見える。

今季は常に元気がなく、それによってチェルシーにはクリエイティビティが欠けている。

MFネマニャ・マティッチ

調子のいい時の彼はゴッサマーな巨人だ。相手を絞め殺し、攻から守のトランシジョンをスムースにもしてくれる。

能力的には、プレミアリーグにおいて最高の守備的MFだろう。だが、あまりに長い間彼はうまくいっていない。

昨季見れたようなフィジカル的な優位性はほとんどなく、彼を抜こうとする選手たちに度々出し抜かれている。そして、(中盤のフィルター役になれていないので、相手の攻撃に)DFを無防備にさらしてしまっている。

【次ページ】頼れるDFとエースも…