ミック・クイン(元イングランド人FW / 現在49歳)

『SUMO=相撲』の愛称で親しまれたゴールと食をこよなく愛したセンターフォワード。「ゴールネットを揺らせれば(体重なんて?)どうだっていい」が口癖だったというクインは背丈こそ180cmに満たず平凡だったが、1987年にはポーツマスを1部昇格に導くなどフィニッシャーとしては一流だった。

コヴェントリー時代のボス、ボビー・グールドも「ヤツの体重は気にならないね。誰にも劣らない(ゴールゲッターとしての)嗅覚があるし、常に(ゴールと食物に)飢えていて、ハングリーだからね」と賞賛。そんなクイン“らしい"逸話が残っている。

ある日のウェスト・ハム戦、コーナーキックを迎えた際、ひとりのファンが'Who ate all the pies ?(同チャントは前述のフォルクが元祖らしい)と叫びながらクインにパイを投げたところ、 素早くパイをキャッチしたクインはファンの目の前でそれを平らげてしまったそうで、『1ヤード以内ならオレが世界一速い』と自ら豪語していたそうな。

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