FW ペドロ(バルセロナ→チェルシー)

“MSN”が優先されたバルセロナから移籍したがったことについて、ペドロをあまり非難することはできない。だが、彼は昨季のプレミア王者であるチェルシーにもう少しは期待していたに違いない。

今季のバルセロナとチェルシーを対比するとその差はあまり大きく、前者はリーガとCLも再び支配するように見える。一方のチェルシーはリーグ下位へと低迷し、ジョゼ・モウリーニョ解任後の完全な混乱に見舞われている。メッシが負傷離脱している間、ペドロにはいくらか試合が与えられていたはずだ。

FW アダマ・トラオレ(バルセロナ→アストン・ヴィラ)

アストン・ヴィラはスペインにある住宅のように聞こえるかもしれない。だが、このウェスト・ミッドランズのクラブとバルセロナはあらゆる意味で違うリーグにいる。

両クラブの将来的見通しは、非常に非常に違うものに見える。ルイス・エンリケのチームがリーガ首位に立つ一方、レミ・ガルドのチームは勝ち点が一桁代だ。トラオレはより若かった頃、チャンピオンズリーグでのプレーを夢見ていたはずだ。チャンピオンシップ(英2部)ではなく。

ヴィラが懸命に取り組まない限り、彼は来季そこ(2部)にいることになるだろう。弱冠19歳のトラオレにはまだ望みがある。だが、偉大なるクラブを去り、残念なクラブにやってきたことは、彼の自信を叩きのめしたはずだ。