ハズレ:FWアンドレイ・クラマリッチ
(リエカ→レスター、移籍金900万ポンド=15.3億円)

レスターは新人発掘や選手獲得において高い評価を得ているが、(当時)クラブ最高額で獲得したこのクロアチア人FWは加入以降ずっと役立たずのままだ。

彼と比べると格安だったジェイミー・ヴァーディの活躍によって、その影は完全に薄くなっている。昨季はわずか3ゴール、今季唯一のゴールはカップ戦で3部相手に決めたものだ。

プレミアリーグではベンチ入りからも外れることがあるが、ヴァーディが手術を受けたことでFAカップでは起用されるかもしれない。

ひどい:MFフアン・クアドラード(フィオレンティーナ→チェルシー、移籍金2600万ポンド=44.2億円)

移籍マーケットにおいて本当の力を持っていたジョゼ・モウリーニョの統治に対し、最初の疑問が投げかけられる移籍であった。

クアドラードは速く危険なウィンガーとして好評価を受けて加入。そんな彼がプレミアリーグでたった4試合しか先発できなかったのは、大きな謎であった。

モウリーニョはタイトルを勝ち取るための結果を絞り出そうとしており、彼のことを気に入っていなかったのは明らかであった。このコロンビア人がチャンスを切望し、英語力を改善するためにハードワークをしていたにも関わらず。

チェルシーが崩壊する頃、彼はイタリアへと戻り、CLでのマンチェスター・シティ戦では2ゴールを叩き出すなど活躍。スタンフォード・ブリッジでの指揮官交代によって、彼が復帰するのか否かは興味深い。