MF / ルーカス・シウヴァ

レアル・マドリーの中盤がバランスを欠いていることに疑問はない。ジダン監督は、使える10番の選手を多く抱えてはいるが、より深いポジションでプレーできる選手が乏しい。

クロード・マケレレがチェルシーに販売された後に統率を失った、かつての「銀河系」レアル・マドリーの姿を見ているようだ。

監督はそれらの問題をなんとか解決しようとしているが、夏のマーケットで動きが取れないとなれば、中盤については持てる駒で対処することを余儀なくされる。

マルセイユにレンタル移籍しているルーカス・シウヴァはその一人だ。彼は2015年1月に契約され、現在はフランスで経験を積んでいる。今季終了時にはスペインへと戻ってくるだろう。

とはいえ、現時点で彼は出場機会が乏しくなっており、夏のメリットを生かすためには今冬のステップが重要になるかもしれない。

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