まず初めに注意である。

浅野はこの写真を日本時間27日の早朝に投稿している。おそらくはリオ五輪行きを決めた準決勝の後の写真なのだろう。

しかし、この座席はあくまで「その時」のものでしかなく、この位置関係が合宿中にずっと続いていたかは分からない。さらに、この写真からでは奥の方の位置関係が掴みづらく、実際のものと少し違っている可能性がある。

いずれにしても、一つの「物の見かた」として考えていただければ幸いである。

もう一度、浅野の席を見てみよう。当然のことながら、前方に座る選手はハッキリ写っていてよく分かる。

まずは向かって右側の列だ。

最前列にいるのは奈良竜樹。その後ろには久保裕也と杉本大地の京都サンガ出身者が並んで座っており、後ろには同学年の中島翔哉と牲川歩見。

豊川雄太と大島僚太はそれぞれ一人で座っているようで、その後方には身を乗り出す亀川諒史が見える。キャプテンの遠藤航は真ん中の通路の所にいる。そして、最後列には室屋成が確認できる。

続いて、向かって左側の列。

奈良と通路を挟んで隣なのは、オナイウ阿道。後ろには三竿健斗と井手口陽介の「1996年世代」が1人で座っており、植田直通と櫛引正敏は隣同士に。続いて、浅野拓磨と矢島慎也がいる。

その後方には鈴木武蔵と原川力、山中亮輔の姿が見えるが、ちょっと前後の関係がみづらくなっている。そして、最後方の真ん中に構えるのが岩波拓也だ。

この時点で、登場していない招集メンバーは松原健と南野拓実の二人。お手洗いにでも行っていたのか、はたまた誰かと重なって見えなくなっているのだろうか…

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