『Daily Mail』は「2015年2月に発生したパリの地下鉄における人種差別事件で被害者となったスレイマヌ・シッラ氏が、パリ・サンジェルマンの招待を受けた」と報じた。

ちょうど一年前、パリの地下鉄で発生した事件は世界的に大きな話題になった。

チャンピオンズリーグのためにフランスへ遠征してきたチェルシーのサポーターが、電車に乗り込もうとする黒人の男性を閉め出し、「我々は人種差別主義者だ」と歌った

その行為の模様は携帯電話のカメラで撮影されており、投稿された動画はメディアを通して世界中に広まった。

加害者とされた一人の人物が人権活動家であったことも大きな話題になり、関与した5名については5年間全サッカー場での観戦禁止処分を受けている。

被害者となったスレイマヌ・シッラ氏は、これらの事件を受けてチェルシー側からスタジアムへの招待を受けたものの、それを拒否していた。

しかしそれから1年が経ち、シッラ氏もついにその記念としてスタジアムへの招待を受け入れ、人生を先に進めることを選択したようだ。かつては地下鉄に乗ることも出来なかったという彼も、ついにそのトラウマを克服したという。

ジム・ミシェル・カブリエル
(スレイマヌ・シッラの弁護士)

「パリ・サンジェルマンは、2月16日の試合に私のクライアントを招待した。私と彼はともにそこへ行くことになるだろう。

彼は、人生を先に進めなければならないと考えており、試合に行くことを決めた。

おそらく、パリ・サンジェルマンとチェルシーのサポーターは、何が起こったかについて考えてくれると思う。

彼は大丈夫だと感じている。1年前に起こったことを考え、週に一度病院に通っている。地下鉄に乗るのは、彼には難しい行為だった。

しかし、先週の金曜日に彼は地下鉄に乗り始めた」