『FourFourTwo』は「かつて所属していたビッグクラブの間違いを証明した10選手」という記事を掲載した。

近年国際的な移籍が一般的になり、若くしてビッグクラブに買われる例は枚挙にいとまがない。しかし、そこで成功できるのも一握りだ。

一度ビッグクラブで失敗したものの、それを乗り越えてトップレベルに返り咲いた10選手とは?

ピエール=エメリク・オーバメヤング

ボルシア・ドルトムント / ガボン代表FW

所属していたビッグクラブ:

ACミラン(2008~2012)

ドイツ・ブンデスリーガで得点王となり、アフリカ最優秀選手賞にも輝いたオーバメヤング。かつての代表選手であったピエールを父親に持ち、兄弟のカタリナとウィリーもガボンのユニフォームを着てきた。

圧倒的なスピードを生かした得点能力はまさに圧巻であり、名実ともにアフリカ最高レベル、欧州最高レベルのストライカーに成長した。

既にバルセロナやレアル・マドリー、アーセナル、リヴァプールにも狙われているという彼であるが、父がスカウトを務めるミランでデビューしてからはまさに無名の存在だった。

ディジョン、リール、モナコに貸し出されていたときには彼がこんな状況になるとは誰も思わなかっただろう。

しかし、彼は2012年に貸し出されたサンテティエンヌでクリストフ・ガルティエ監督と出会い、ウイングからトップにコンバートされ、ゴールを量産するようになり、そして今の状態となった。

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