ドルトムントにとってバイエルンは、国内の覇権を争う強大なライバルだ。

同じルール地方をホームとするシャルケほど激しいライバル関係にあるわけではないが、ここ数シーズンのブンデスリーガでタイトル争いを繰り広げてきたのは間違いなくバイエルンである。2012-13シーズンのUEFチャンピオンズリーグでは、決勝の舞台で敗れるという苦い経験も味わっている。

そんなドルトムントの公式Twitterアカウントが、バイエルンのある選手に向け応援メッセージを送っている。

「バートシュトゥーバーは何度でも立ち上がる。ドルトムントから早い回復をお祈りします!」と書かれたこのツイート。そう、ドルトムントはバイエルンDFホルガー・バートシュトゥーバーをサポートするようなメッセージを発信したのだ。

バートシュトゥーバーは1989年生まれの26歳。バイエルンユース出身の選手であり、ドルトムントに在籍した経験は一度もない。では、なぜそんな選手にドルトムントは反応したのだろうか?

実はこのバートシュトゥーバー、13日に行われたトレーニングで足首を骨折してしまい、およそ3ヵ月間の離脱が発表されたのだ。

高いビルドアップ能力を誇り、ドイツ代表でもヨアヒム・レーフから高い評価を受けるバートシュトゥーバー。しかし度重なる負傷に苦しんでおり、今回の負傷により総離脱日数が1000日に乗りそうであると伝えられた(詳細はこちら)。これは、この6年間のおよそ半数である。

そうしたあまりにショッキングなバートシュトゥーバーの負傷の知らせを受け、ドルトムントはバイエルンのツイートを引用する形でこのようなツイートをしたのだ。ユース出身であったり過去に所属経験があるならまだしも、クラブと全く関わりのない選手に連帯の意思を示すのはなかなか珍しいことだ。

ドルトムント以外にもアウクスブルクやヘルタBSC、シャルケ、ホッフェンハイムといった他のブンデスリーガクラブもバートシュトゥーバーを応援するメッセージを送っている。

こうした姿勢は、バートシュトゥーバーに勇気を与えるはずだ。