19日、『SBS』など各メディアは「上海申花を退団したオーストラリア代表FWティム・ケイヒルは、Aリーグのビジョンが欠如していると話した」と報じた。

今冬上海申花との契約が解除される形でフリーエージェントとなったティム・ケイヒル。当初はAリーグ復帰の話もあったが、それはすぐに否定された。

彼は『News Corp Australia』に対して以下のように話し、Aリーグには投資が欠けていると指摘するとともに、短期契約のベテランはキャリアを壊されていると語った。

ティム・ケイヒル

「僕はビジョンを必要としている。それ以外の何も求めていないし、それ以外を尋ねたこともない。

それだけだ。いくらかの人々のビジョンは私ほど大きくない。それは難しい。なぜなら、ビジョンは今後どうなっていきたいかというものであるからだ。

Aリーグは、どこへ行きたいのか?

我々は3度のワールドカップでプレーした。しかし、我々はそれを示すものを何も持っていない。

僕がオーストラリアに戻る度に大騒ぎになるし、それが僕をどんな感覚にさせてくれるか、誰も分からないだろう。しかし、現時点で(Aリーグの)試合はマンネリになっている」

「僕はAリーグに短期的な契約で加入したスター選手のキャリアが破壊されていくのを見てきたんだ。

イタリア代表のアレッサンドロ・デル・ピエロは最も大きな1つのものだった。しかし、それは最悪の事態になった。それで利益が得られなかったからだ。

そして、アンドレア・ピルロやフランク・ランパードなどの選手――Aリーグと噂になった選手は、交渉のテーブルに着いたとは思えない。なぜなら、その対話にビジョンがないからだ。

我々にはライフスタイルがあり、偉大な学校があり、大都市があり、多文化もある。持っていないのは、試合への投資なんだ。

それは僕に対してではない。それは何処に行きたいかということだ。それはオーナーや連盟が大きな絵を描きたいかどうかということだ」

【次ページ】それにオーストラリア連盟CEOは…