AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2016が23日に開幕し、各地でグループリーグの初戦が行われた。ベトナム王者のベカメックス・ビンズオンはホームで中国の江蘇蘇寧と対戦し、1-1で引き分けた。

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海外スター選手の“爆買い”で注目されている中国サッカーだが、江蘇蘇寧も今オフに英チェルシーからMFラミレス、ウクライナのシャフタール・ドネツクからFWアレックス・テイシェイラ、UAEのアル・シャバブからFWジョーといったブラジル代表経験のある選手らを獲得。プレミアリーグが人気のベトナムでは、特にラミレスへの注目度は高く、この試合では元チェルシーのスター見たさに多くの観客がスタジアムに集まった。

一方、毎年の大型補強で「ベトナムのチェルシー」の異名をとるベカメックス・ビンズオンだが、今オフは外国人選手が一部入れ替わったくらいで例年と比べると目立った動きがなく、史上初のリーグ3連覇に向けて現状のチームを強化する方針を打ち出している。

そんな中迎えたACL開幕。江蘇蘇寧が擁するスター集団を相手に勝ち点を奪うことも難しいと思われたビンズオンだったが、この試合はホームの意地を見せて接戦を演じる。

試合は序盤の12分、右サイドを簡単に崩されたビンズオンが、FWジョーのクロスをMF吉翔に決められて江蘇蘇寧に先制を許し、早くも1点を追う展開となる。しかし、ビンズオンは27分、FWエンシがペナルティエリア内で相手GKと交錯して、PKのチャンスを得ると、これを頼れる主将のFWグエン・アイン・ドゥックがきっちり決めて同点に追い付き、前半を1-1で折り返す。

後半も江蘇蘇寧が試合を優位に進め、ビンズオンは何度もあわやという場面を迎える。65分には、エンシがダイブの判定で2枚目のイエローを取られて退場し、ビンズオンが数的不利となる。しかし、ビンズオンはGKブイ・タン・チュオンの活躍などで、最後まで勝ち越し点を許さず、試合はこのまま1-1でホイッスル。ビンズオンが価値ある勝ち点1をもぎ取った。

なお、同日行われた同組のもう一試合では、韓国の全北現代がホームでFC東京を2-1で下している。