『Mirror』は「イングランド・プレミアリーグのエヴァートンは、数日中に中東の投資家へクラブを売却する」と報じた。

この数年、チームに外国の資本を入れることを試みてきたエヴァートン。今年に入ってその話は一気に現実味を帯びた。そして今回ビル・ケンライト会長は中東のグループに2億ポンド(およそ316.3億円)で株式の大半を売却する方針を固めたと伝えられたのだ。

当初はアメリカ方面のグループからの提案を受けていたと言われていたが、豊かな資金力を持つアラビア方面との合意を決断したようだ。

そして、その売却先が前頁のファルハド・モシーリであることが発表されたのである。シェアは49.9%で、過半数は超えていないとのことだ。最終的に投資額は1億7500万ポンド(およそ276.7億円)になっている。

ファルハド・モシーリはイラン出身で英国国籍を持つビジネスマンで、今はモナコに在住している人物だ。公認会計士としてデロイトなどに勤務した後、投資家としてアリシェル・ウスマノフとともに活動し、彼もメガフォンの株主である。

彼の資産は17億9000万ドル(およそ2039.2億円)であると考えられており、ウスマノフほどではないがかなりの富豪と言える存在だ。

アーセナルの元株主がエヴァートンを買い、そしてビジネスパートナーと対決する……来季のプレミアリーグではそんな関係が見られるはずだ。

何より、この買収がエヴァートンにどのような影響をもたらすのかが大きな注目どころである。

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