この冬にローマからボーンマスにレンタル移籍したフアン・イトゥルベについての話題を『terra.com』が伝えている。

彼は生まれこそアルゼンチンのブエノスアイレスだが、幼少期に両親の出身地であるパラグアイへ戻り、そこでキャリアを始めた選手だ。

16歳でプロデビューすると、2009年11月にはタタ・マルティノ監督が率いていたパラグアイ代表に招集。チリとの親善試合に途中出場し、弱冠16歳にしてフル代表デビューしている。その後はアルゼンチンのユース代表に鞍替えするも、アルゼンチンフル代表のキャップ数はいまだゼロ。

そんななか、パラグアイ代表のラモン・ディアス監督が彼を説得し、来月のW杯予選で“代表復帰”することにイトゥルベが同意したと伝えられている。

イトゥルベは2012年にポルトからリーベル・プレートにレンタルされた際、当時指揮官だったラモン・ディアスから指導を受けた経験がある。

ラモン・ディアスは「彼の家族はパラグアイにいる。彼はここのアイドルだ」と述べつつ、自分の息子であるエミリアーノをイトゥルベ側に接触させ、アルゼンチンかパラグアイかの選択を迫っていたとも伝えられている。

ネストル・オルティゴサ、ジョナタン・ファブロ、ジョナタン・サンターナ、ラウール・ボバディージャ、ルーカス・バリオス、ラウール・ビジャルバなどアルゼンチン出身ながら、パラグアイ代表を選択した選手は少なくない。イトゥルベも“復帰”となるのだろうか。

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