実はJリーグでは、今シーズンから「あること」が解禁されている。

ユニフォームの背中裾部に広告を表示することが可能となったのだ。

露出効果の高いサッカーチームのユニフォームには胸以外にもいくつか広告枠が用意されている。昨シーズンまでJリーグではシャツの前面、背面、左袖の3か所が対象となっていたのだが、今季から新たに「背中裾」が加わったのだ。

実際に、Jリーグが発行している「Jリーグ規約・規程集 2016」にはこのように記載されている。

第12 条 〔広告の表示〕

(4) 前項の広告を表示する場所およびサイズは、次のとおりとする。

① 前面:選手番号上部または下部に1か所表示できるものとし、サイズは300㎠以下とする

② 背中:選手番号上部または下部に1か所表示できるものとし、サイズは200㎠以下とする

③ 背中裾:裾に1か所表示できるものとし、サイズは150㎠以下とする

④ 左袖:1か所表示できるものとし、サイズは50㎠以下とする

同規約集によると、シャツに掲出できるのは4か所までであり、1か所につき表示できるのは1社のみ。原則としてシーズン途中の変更は認められていない。

そうしたルール変更から、鹿島ではユニフォームの背中裾に位置する広告枠の活用を決定。高速カラープリンターの関連機器を扱う理想科学工業株式会社とスポンサー契約を結んだのだ。

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