『Voetbal International』は「オランダ・エールディヴィジのトゥウェンテは、来季プロでプレーする可能性が低くなった」と報じた。

現在9勝4分け12敗という成績でエールディビジ12位に付けているトゥウェンテ。2009-10シーズンにはリーグ優勝を成し遂げており、昨年は宮市亮が所属していたことでも有名だ。

しかし、彼らは2014年に発覚した深刻な経営難の影響を受け、前会長は退任、従業員を18名リストラし、さらに勝ち点剥奪処分を受けるという状況に陥っていた。

女子チームの撤退、スカウト部門の停止などの様々な手を使っていたが状況は根本的な改善に繋がっていない。

そして昨年にはマルタの投資会社ドーイェン・スポーツ(ジョルジュ・メンデス氏が設立したものとして知られる)との関係が発覚。

2014年にトゥウェンテは移籍取り引きの見返りに500万ユーロ(およそ6.2億円)をドーイェン・スポーツから受け取っていたことが明らかになり、就任したばかりのアルド・ファン・デル・ラーン会長が辞任。

オランダサッカー連盟(KNVB)からはこの違法な契約によって3年の欧州カップ戦出場停止、4万5250ユーロ(およそ560万円)の罰金という処分を受けていた。

現在はまだエールディビジで戦えているトゥウェンテであるが、その最後の日が近づいている。

彼らが抱えている9000万ユーロ(およそ111億円)の債務は5月1日が返済期限となっており、それが解消される見込みはかなり低いと考えられている。

新しい経営体制を作るためにも残り2ヶ月という時間は絶望的になっており、そもそも会長も昨年から不在となっている。

KNVBのディレクターを務めているベルト・ファン・オーストフェーン氏は『NOS』に対して以下のように話し、トゥウェンテを救うには魔法が必要だと語った。

ベルト・ファン・オーストフェーン

「FCトゥウェンテが来季プロサッカーの舞台で戦わない確率は、彼らが思っているよりも大きいものだ。

以前からの多くの欠点が残っており、それは解消するにはとても難しいものだ。私は、フーディーニ(脱出技で有名な米国のマジシャン)、あるいはハンス・クロック(オランダの名マジシャン)が必要だと思う」