12日、AC長野パルセイロは元スイス代表GKジョニー・レオーニの加入を発表した。

2010年南アフリカワールドカップでのスイス代表メンバーで、チャンピオンズリーグ出場経験も持つ。そんな男がJ3にやってきた理由とは?

「FCチューリッヒの救世主」と呼ばれた男

6歳でサッカーを始め、8歳で地元シオンの下部組織に入団したレオーニは、17歳でトップチーム・デビューと順調なキャリアを送っていた。

2003年にFCチューリッヒ入り、当初はチームキャプテンで守護神のダヴィデ・タイーニの控えであったが、2005年頃より守護神の座を掴み2006-07シーズンより背番号1をつけるようになった。

当時のチームメイトはギョクハン・インレル、スティーヴ・フォン・ベルゲン、ブレリム・ジェマリ、クザヴィエ・マーゲラら。スイス代表クラスがずらっと揃った陣容だった。

FCチューリッヒは2005-06、2006-07、2008-09と3度の国内リーグ優勝を果たし、レオーニはその中心にいた。

2009-10シーズンにはチャンピンズリーグ本戦に出場。予選で活躍したレオーニに対して『rts』紙は「FCチューリッヒの救世主」と彼を讃えた。

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