プレミアリーグ34節、レスター対ウェストハム戦は劇的な展開となった。

エースFWジェイミー・ヴァーディを微妙な判定で退場にされたうえ、終盤に逆転を許す苦しい展開。それでも、後半アディショナルタイムにPKで追いつくという白熱の90分となった。

そんな試合で岡崎慎司は先発するも、59分にレオナルド・ウジョアとの交代でベンチに下がった。得点には絡めなかった形だが、英国紙『Guardian』が目立たないながらも重要な貢献をしていたと伝えていた。

『このFWは先制点の場面で献身的な走りをみせていた。彼が交代してから、レスターは弱くなった』とのサブタイトルが付けられた記事では、岡崎の貢献ぶりを特集。

ウェストハム戦は「これぞ、岡崎」というものであったと讃えていた。その一部を抜粋して紹介する。

英国紙『Guardian』

「(この日は)典型的なオカザキだった。戦術的インテリジェンス、動き、サポートする役割。

オカザキはシュートなしだったし、誰一人ドリブルで抜き去りもしなかった。パス成功率も50%以下だった。

だが、オカザキはわずかなディティールにおいて優れている。彼のスタイルはレスターのゲームプランにおいてパーフェクトな存在だ。

もしレスターが比較的限られた攻撃サイド(攻撃力)なら、カウンターとセットプレーに依存することになる。そして、どちらのシーンでもチャンスを作れるFWを持つことは助けになる。

オカザキはフリーキックの最終局面に絡まないことがしばしばある。だが、彼はフリーキックを勝ち取る」

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