今月、7つの連盟が参加した「日本障がい者サッカー連盟」(JIFF)が日本サッカー協会(JFA)の協力団体として発足。障がい者サッカーに対する関心が高まりつつある中、Hummelがあるプロジェクトを開始した。

Hummelの母国であるデンマークは手厚い福祉制度が有名で、国全体に根付く共生する精神のもと、“マイノリティ”と呼ばれる人々とともに自由で多様性のある社会を目指している。

そこで今回、スニーカーを通した彼らのプロジェクトとして、「hummel PRAY」がスタート。一人ひとりが世界に必要な一部分であり、多様性を認め合うことでより良い世の中になることを願うプロジェクトだ。

第1弾のテーマには、これまでもサポートしてきたアンプティサッカーが選ばれ、4月25日に限定スニーカーを発売。収益のすべては日本アンプティサッカー協会に寄付されるという。

モデルはアンプティサッカー日本代表、エンヒッキ・松茂良・ジアス選手。

スニーカーは“メイドインジャパン”にこだわったカンガルーレザー製のレトロランニングスタイルを採用し、黒と白の2色が展開される。

70年代のランニングシューズにHummelのルーツであるサッカースパイクを融合。日本の靴職人による高い技術のもと、しなやかで軽いカンガルーレザーを丁寧に仕上げている。

野生のカンガルーのため傷は多いが、傷を削って消すような加工を追求せず、強度が強く、軽量で柔らかさや足馴染みに優れるといったカンガルーレザー本来の良さを活かしているとのことだ。

ラストは今回のモデルのためのオリジナル。日本人に合わせた幅広の設計で、履き心地を追求しながらも甲の立ち上がり部分をまっすぐにしたヨーロッパシルエットを採用。美しいシルエットでありながら、足入れ感のいいカンガルーレザーのため甲高にも対応している。

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