先日、HSV戦でレネ・アドラーを退場に追いやったドルトムントのMF香川真司。マルコ・フリッツ主審がレッドカードを提示するまでやや時間があったのだが、その際香川に話しかける見慣れない背番号の選手がいた。

30番を着けた彼の名は、フェリックス・パスラック。1998年生まれで、まだ17歳という若さである。

『新しいマリオ・ゲッツェ』とも評される彼はどんな選手なのか、『sportbild』などを参考に調べてみた。

パスラックは生まれ故郷ボトロップ(ゲルゼンキルヘンから数キロ)のクラブで8年を過ごした後、RWオーバーハウゼンで2年プレー。2012年にドルトムントへとやって来た。

170cm74kgと小柄ながら、爆発的なスピード、フェイントのレパートリー、さらにゴールへの嗅覚もあることから、マルコ・ロイスとも比較されている。また、ロイス同様セットプレーも得意としており、ドルトムントU-19チームでは何度もゴールを奪ってきたとのこと。

攻撃的MFや両サイドハーフに加え、右サイドバックでもプレー可能だ。昨年のU-17欧州選手権、U-17W杯ではドイツ代表の背番号2を着けて活躍。ドイツ代表の将来の右SBを担う存在として評価を高めたという。ただ、 『welt』によれば本人的には「中盤の右サイドが一番しっくりくる」そう。

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