28日、電撃ニュースが飛び込んできた。

ドルトムントDFマッツ・フメルスがバイエルンへの移籍を希望していることが明らかになったのだ。発表したのは、なんとドルトムントである。

世界最高クラスのフィード能力を備えるフメルスは、言うまでもなくドルトムントの中心的選手である。ユルゲン・クロップ政権ではチームの連覇に大きく貢献しており、香川真司との相性も抜群だ。

フメルスには多くのクラブが興味を抱いており、先日はバルセロナがオファーを送るのではないかとも伝えられていた。いずれにしても、この夏の去就が注目されていたのは間違いない。

そんなフメルスが、シーズン中のこのタイミングでバイエルンへの移籍志願を明らかにした。

注意しなければいけないのは、今回はあくまで「移籍志願」のニュースであり「移籍決定」のニュースではない。しかし、シーズン中の段階でこうしたニュースをクラブが発表するのはかなり珍しいことである。

では、ドルトムントの公式サイトにはどのようなことが書かれていたのだろうか?

本文には、ざっくり分けて5つの事実が綴られていた。

1. この夏、フメルスはバイエルンに移籍したがっている
2. バイエルンからのオファー次第ではフメルスの移籍を容認する
3. 現時点でバイエルンはフメルスにオファーをしていない
4. フメルスとの契約内容にバイアウト条項は存在しない
5. フメルスとドルトムントの契約は2017年6月30日まで

繰り返しになるが、シーズン中でありながらここまで赤裸々に選手の情報を明かすのはかなりのレアケースだ。

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