『FOX Sports』は「ウェスタンシドニー・ワンダラーズのトニー・ポポヴィッチ監督は、1月に中国から来た総額2000万ドル(およそ22.1億円)のオファーを断っていた」と報じた。

1997~2001年にサンフレッチェ広島でプレーしたことでも知られる元オーストラリア代表DFトニー・ポポヴィッチ氏。

2012年に新設されたウェスタンシドニー・ワンダラーズの初代監督となり、その後獲得された小野伸二選手の活躍もあってAリーグで2年連続グランド・ファイナル出場を成し遂げた。

2014年は国内で最下位に沈む一方、AFCチャンピオンズリーグで優勝するという素晴らしい結果を残し、チームを躍進させ続けている。

今季もリーグ2位でグランド・ファイナルに出場し、準決勝ではブリスベン・ロアとの壮絶な打ち合いを5-4で制してファイナルへと駒を進めた。

その試合は本日15:00にキックオフされる予定になっており、ウェスタンシドニー・ワンダラーズは3回目の挑戦で初優勝を狙う。

オーストラリアで結果を残し続けるポポヴィッチ監督には世界的に大きな注目が集まっており、Jリーグからもオファーがあったという。

そして、今年1月には「爆買い」をしていた中国方面から、なんと3年総額1500万ドル(およそ16.6億円)、ACL出場で500万ドル(およそ5.5億円)のボーナスという莫大なオファーが舞い込んでいたとのことだ。

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