20日に行われたJリーグの新放映権契約に関する記者会見。

村井満チェアマンの発言に続き、今回は質疑応答の部分を全文文字起こしする。

なお、あまりに長文となるため【その1】と【その2】という形で、二部構成でお届けする。後編ではPerformがJリーグに投資した理由、DAZNのサービス内容等である。

発言者は三名おり、 Jリーグチェアマンの村井満氏(Jリーグ村井と表記)、Perform Investment Japan株式会社CEOのジェームズ・ラシュトン氏(Performジェームズと表記)、NTT株式会社代表取締役社長の鵜浦博夫氏(NTT鵜浦と表記)である。

--なぜ日本を選びましたか?

Performジェームズ「なぜ日本だったのかということについて理由は二つ、三つあります。

まず一つがNTTという素晴らしいパートナーと技術により、つながっているオーディエンスが非常に多いということです。

二つ目はスポーツに対する情熱があり、Jリーグの国内外の権利が購入可能であったことです。

日本でローンチすればしっかりとしたコンテンツが提供できると思っていました。

そしてもっとも重要な三番目の理由はプレゼンテーションでも申し上げましたけど、より良い公平な取引により多くの選択肢をスポーツファンに提供できるということです。

従来の日本の有料放送を見てみますと細分化されており、スポーツファンは複数のスポーツを見たい場合は高い費用を支払わなければいけません。

我々がライブオンデマンドストリーミングサービスを複数のデバイスで提供できればさらに良い体験を提供できると思っていました」

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