サッカー選手にとって、背番号「10」は特別なナンバーだ。

『背番号「10」の系譜』というこのシリーズでは、特定のクラブチームで10番を背負ったレジェンドたちを順番に紹介していく。

なお、紹介するのは現在から遡って5人目までの選手。今回はバルセロナ編だ。

ヤリ・リトマネン(MF)

【バルセロナでの背番号の変遷】
#10:1999 - 2000年
#15:2000 - 2001年

デニス・ベルカンプなどを差し置いて、「アヤックス史上最高の10番」と呼ばれたリトマネン。アヤックスで全てのタイトルを手にしてバルセロナへと活躍の場を移したが、ルイス・ファン・ハールの下で全く活躍できず。2000-01シーズンには背番号を15へと変え、リヴァプールへと去って行った。ちなみに、リヴァプールでつけたナンバーは37。サッカー実況の第一人者、倉敷保雄氏が最も愛したサッカー選手でもある。

【次ページ】「伝説ハットトリック」のあの選手も