5日、バルセロナに所属するMFアンドレス・イニエスタの自伝を発売された。

『La jugada de mi vida』というタイトルのこの書物は、イニエスタのサッカーキャリアに焦点を当てたもの。

記憶に新しい2010ワールドカップ決勝でのゴールなどについても触れられているようで、ファン必見の内容となっているようだ。

そんな自伝の中で、イニエスタはロナウジーニョとのあるエピソードを明かしているようだ。

その内容がかなり興味深かったのでご紹介!

アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)

「レアル・マドリーとのクラシコの数日前、夜になってジーニョは家に電話をしてきた。

電話に出ると、彼はこう言った。

『アンドレス、今3時だって分かってる。でも、告白しなけりゃいけないことがあるんだ。

次の6月、バルサを去ることになった。(代理人を務める)私の兄がレアル・マドリーとの契約に合意したんだ。断ることができないほど高額な金額だ。

おまえはまだ若い。分かるよな…。

でも、どうかこのことはロッカールームやクラブの中で誰にも言わないでくれ。そして、裏切らないでほしい。

私は誰よりもおまえを信じているんだ。アンドレス、おやすみ』

彼は、私に返事をする時間を一切くれなかった。

次の日私たちはトレーニングをしていたのだが、周りがぎこちない雰囲気にあるのを感じた。

チーム全体が静かで、誰も以前のようにロナウジーニョに話しかけようとしないんだ」

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