ヨルダンで開催されているU-17女子ワールドカップ。

圧倒的な強さで世界制覇を成し遂げた前回大会から2年が経過し、“リトルなでしこ”は今大会も本戦に出場している。

世界での強さは今大会も健在であり、グループステージで3連勝を果たし、総得点はなんと13。決勝トーナメントではイングランドを3-0と破り準決勝へと駒を進め、この後日本時間18日(火)午前1時からスペインと激突する。

連覇に一歩ずつ近付いているそんな日本代表だが、今大会では「あること」が賞賛されているようだ。

FIFAは、こんな映像を紹介している。

この後予定されている準決勝の2試合ではキックオフ前に各チームのキャプテンによってフェアプレー宣言が行われるのだが、映像の00:10あたりからにご注目。

日本の選手がピッチにうずくまる対戦相手に手を差し伸べている様子が映されている。

実はこれ、グループステージ第3節で実現した日本対アメリカ戦後の様子だ。

連勝を飾っていた日本は最終節で3-2とアメリカに競り合い突破を決めたのだが、一方のアメリカはこの日の黒星によってグループ敗退が决定。両チームの選手たちは、まさに対照的な表情を見せていたのだ。

そんななか、ピッチに倒れ込む選手を励ましたのが日本の選手たちだった。

映像には、浦和レッズレディースに所属するFW小嶋星良が相手GKローレル・アイヴォリーに声をかけている様子が収められており、また日テレ・メニーナFW植木理子はアメリカのブライアン・スノー監督と握手をしている。

リトルなでしこが見せたフェアプレーは、ここまでの大会を彩る名シーンをなっているようだ。

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