今月5日まで2017年春夏向けParis Fashion Weekが開かれた。日本で「パリコレ」と呼ばれるこのイベント、登場するブランドたちはサッカー選手御用達のものばかりで彼等もしばしば来場している。(カバー画像はバルマンのショウを見に来たロリス・カリウス(左))

モード系と呼ばれるファッションと、スポーツのユニフォームの世界は近くて遠い。しかし、近年はモードにスポーツのエッセンスを取り入れたアイテムも目にする機会が多くなった。

今回は、パリコレで登場したサッカーぽいアイテムたちを紹介しよう。

マルタン・マルジェラ 2005SS

マルタン・マルジェラがかつて再構築をテーマにしたアーティザナルラインで発表したアイテム。このほかにベルトやサッカーボールを解体して作られたジャケットなども用意された。

中古のタオルマフラーを元にアイテムを解体、再縫製して1枚のアイテムに昇華させている。1枚1枚デザインは異なるためここでは紹介しきれないのだが、よく見るとドルトムント、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッドなどが使われていた。

ちなみに日本定価は約60000円。タオルマフラーの一般的な価格が2000円から3000円ということを考えるととても高いものになっている。

なお、後にH&Mとのコラボでもニットやマフラーにサッカーマフラーを再構築したアイテムが販売された。ただ、こちらはビッグクラブのものが使われていなかったと記憶している。

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