AFCに所属する代表チームの中で、FIFAランキングで現在最高位につけているのがイラン代表だ。

カルロス・ケイロス率いるイランは2014年のワールドカップでグループステージ敗退となり、直後のアジアカップでもベスト8止まりであった。

しかし、2018年ワールドカップに向けた予選ラウンドでは絶好調。

2次予選を6勝2敗の無敗で勝ち抜けると、現在行われている最終予選では第4節に韓国を1-0で撃破し、グループAで首位に立っている。

先月20日に発表されたFIFAランキングは27位。

これはもちろんアジアでは最高位であり、EURO2016に出場したオーストリアより2つ上、コパ・アメリカ・センテナリオでベスト4に入ったアメリカより3つ下という数字だ(日本は51位)。

そんなイランは今月のワールドカップ予選で、シリアとの戦いを控えている。

9日、その一戦に向けマレーシアのシャー・アラムでパプア・ニューギニアと国際親善試合を行ったのだが…

試合結果は…なんと8-1!

47分にはパプア・ニューギニアにゴールを奪われたものの、14分、38分、47分、54分、58分、59分、71分、80分にそれぞれ得点。

ヘーレンフェーンFWレザ・グーシャネジャドが代表では初となるハットトリックをマークするなど、ワールドカップ予選を前に“爆勝”したのだ。パプア・ニューギニアはFIFAランキング159位の格下だが、それでもこの得点差はすごい!

イランは2015年のアジアカップ以降ウズベキスタンに敵地で2度も勝利し、日本とのテストマッチでもドローゲームで終えている。2015年4月に行われた国際親善試合スウェーデン戦を最後に黒星を喫しておらず、無敗期間はこれで「19ヵ月」にまで伸びた形だ。

なお、FIFAランキングにおけるイランの最高成績は2005年に記録した15位。

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