今シーズン限りでの引退を発表した、大分トリニータFW高松大樹。

キャリアのほとんどを大分で過ごした「ミスタートリニータ」は、35歳という年齢でスパイクを脱ぐことになった。

そんな高松は先週末に行われたJ3の第29節Y.S.C.C.横浜戦に84分から途中出場。

高松にとって、大分銀行ドームでリーグ戦を戦うのはこれが最後である。

試合後には引退セレモニーが行われ、高松はファンに向けて挨拶を行った。

一部聞き取りづらい部分はあるものの、話した内容は以下の通り。

「考えてることを忘れちゃいました。紙に書いてきました。

2000年に入団しプロ生活17年になれたのも、今まで一緒に戦った選手、スタッフ、スポンサー、そしてファン、サポーターの皆さんのおかげです。

キツくて挫けそうな時でもみんなの声援が力になり、ここまで続けることができました。

そして妻、子どもたちも一番近くで良い時も悪い時も支えてくれてありがとう。

自分の夢が二つ叶いました。トリニータで優勝できたこと、トリニータで引退できたことです。

悔いが残るのは、自分が引退する時は絶対J1に上げて終わりたかったです。

でも残った選手、スタッフたちが引き続きトリニータに残って新しい歴史、そしてJ1、J2と築いています(?)

来週、大事な試合が残ってます。

最後までみんなで戦ってJ2に絶対上がりましょう。

ここに帰ってこれるように、パワーアップして帰ってきたいので、それまで待っていてください。これまでありがとうございました」

高松は決して饒舌なタイプではない。

しかし、「自分の夢が二つ叶いました。トリニータで優勝できたこと、トリニータで引退できたことです」というメッセージは高松のクラブ愛を感じさせ、大分ファンの胸を打ったはずだ。

この日、大分銀行ドームには1万1065人が押し寄せ、高松の勇姿を目に焼き付けた。

大分は現在J3で首位につけており、今週末に行われるガイナーレ鳥取戦に勝利すれば無条件でJ2昇格を決める。高松をいい形で送り出すためにも、是が非でも勝利したいところだ。

ちなみに、大分は現在2位につける栃木SCと勝ち点で並んでいるため、最終節の結果次第ではJ2・J3入れ替え戦に回る可能性がある。その場合はもう1試合、ホームの大分銀行ドームで試合を行うことになる。