『Telegraph』は「WBAの監督トニー・ピューリス氏は、クリスタル・パレスに対して377万6000ポンド(およそ5.2億円)の賠償金を支払うよう命ぜられた」と報じた。

現在WBAを率いているトニー・ピューリス氏。中堅チームを指揮することに長けている監督として知られ、英国人指導者の実力が過小評価されていると強く訴えている人物でもある。

彼は2013年にクリスタル・パレスの監督に就任し、チームを残留させることに成功。契約は残っていたものの、2014年8月14日に突然退任することとなった。

その半年後、アラン・アーヴァインを解任したWBAの監督に就任し、現在までそこで指揮を執っている。

記事によれば、問題の行為は2014年8月にクリスタル・パレスを離れる時にあったもの。

残留に成功したことによって200万ポンドのボーナスが発生したが、この支払いは8月末に設定されていた。

トニー・ピューリス氏は8月8日にクリスタル・パレス会長に残留を宣言し、「娘のために土地を買うので、お金が必要だ」とボーナスの前払いを要求した。

最終的にそれは8月12日に支払いが行われたが、その1日後にピューリス監督は残留宣言を翻し、チームを離れたという。

調査の結果ピューリス氏に差し迫った金銭的取り引きが存在したという証拠がなく、「他のクラブとより有利な契約を結ぶことを追求していた可能性が高い」と判断されたという。

これに対して裁判所はピューリス氏に対して、ボーナスの返済として227万6000ポンド(およそ3.2億円)、賠償金として150万ポンド(およそ2.1億円)をクリスタル・パレスに支払うよう通告したとのことだ。

英国人監督の実力をアピールするピューリス氏。しかし、このところサム・アラダイス氏が『Telegraph』の囮取材で不適切な行為を行って解任されたりと、ピッチ外のところで印象が悪くなってしまっている。

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