冬の風物詩、全国高校サッカー選手権が佳境を迎えている。第95回となった今大会は、青森山田と前橋育英が決勝戦で対決することになった。

ここでは、日本でいう現役高校生の世代(1998年4月2日~2001年4月1日)で活躍する世界のヤングスターたちを紹介する。まずはポジションごとに代表格となる選手から。

GKジャンルイージ・ドンナルンマ

1999/02/25 (17歳)※日本だと高3世代

所属:ミラン

国籍:イタリア

10代にして身長196cmを誇り、ミランの正GKに君臨する守護神。神憑り的なセーブで何度もチームを救うなど頼れる存在になりつつある。16歳8か月6日でのセリエAデビュー、17歳でのイタリア代表デビューはそれぞれ最年少記録だ。ちなみに、サッカー一家で兄アントニオ、アルフレドもサッカー選手。

DFフェリックス・パスラック

1998/05/29 (18歳)※日本だと高3世代

所属:ドルトムント

国籍:ドイツ

昨年3月にドルトムントでトップデビューした逸材。小柄ながら爆発的なスピードにテクニックをあわせもちNEWゲッツェ、NEWロイスとの評価も。ただ、最近はドイツユース代表やドルトムントでは右SBで起用されている。本人的には「中盤の右サイドが一番しっくりくる」そう。

MFクリスティアン・プリシッチ

1998/09/18 (18歳)※日本だと高3世代

所属:ドルトムント

国籍:アメリカ/クロアチア

アメリカ代表における最年少記録を次々に塗り替えた神童。ドルトムントで弱冠17歳でデビューすると瞬く間に主力に成長した。アメリカ代表では17歳にして背番号10を託され、17歳349日で最年少代表ゴールもマークした。

FWキリアン・エンバッペ・ロタン

1998/12/20 (18歳)※日本だと高3世代

所属:モナコ

国籍:フランス

2015-16シーズンにデビューを果たしたモナコ期待の大器。軽やかなドリブルとスピード、高いテクニックを兼ね備え、前線ならどこでもこなせることから、サミュエル・エトーやアントニ・マルシャルと比較されたタレント。2016年2月20日のトロワ戦に途中出場すると、後半ATにモナコでの初ゴールを記録。あのティエリ・アンリを超えるモナコ史上最年少得点記録を樹立した。

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