本日9日は日本では『成人の日』だ。1997年に生まれた人達は今年で20歳を迎える。

ここでは、1997年生まれのサッカー界の逸材たちを取り上げてみる(日本では4月を区切りに学年が変わるが、そこは考慮せずに純粋に2017年に20歳になる選手をピックアップした)。

ジェレミ・ボガ
(MF/1月3日生まれ/フランス/グラナダ(チェルシーからローン))

フランス期待の「天才」系MF。小柄ながら高いテクニックと加速力を生かしたドリブル、スペースに入っていくセンス、裏への飛び出し、シュート技術を備える。攻撃的な才能に関してはコンプリートしているとも。

ヘスス・バジェホ
(DF/1月5日生まれ/スペイン/フランクフルト(レアル・マドリーからローン))

若くしてレアルが引き抜いたCB。19歳ながらブンデスリーガでレギュラーとなっており、コヴァチ監督から「狂気の沙汰だね。彼のような選手は見たことがない。非常によく物事が見えている。19歳なのに30歳に見えるね」と絶賛された。来季はペペの後釜としてマドリーに復帰するとも。

イサ・ディオップ
(DF/1月5日生まれ/フランス/トゥールーズ)

セネガルにもルーツを持つ大型ディフェンダー。190cmを超える体格に抜群の身体能力を備えた大器で、すでにレギュラーに定着している。祖父のリバス・ディオップもボルドーなどでプレーした元プロ選手。

ノゾミ・キムラ
(DF/1月23日生まれ/チリ/サンティアゴ・モルニン)

チリのユース代表DF。その名の通り曽祖父が日本人の日系人。19歳時点で、チリ2部クラブで50試合に出場。上背はないが、タイトな守備が売りのCBのようだ。日本に行ったことはないというが、将来的なJリーグでのプレーも示唆している。

ゲディオン・ゼラレム
(MF/1月26日生まれ/アメリカ/アーセナル)

ドイツで生まれたエチオピア系の選手。フィジカル面は難があるが、高い技術を持ち特にパスワークに定評がある。アメリカユース代表。

ウマル・サディク
(FW/2月2日生まれ/ナイジェリア/ボローニャ(ローマからローン))

ナイジェリア期待のNEXTヌワンコ・カヌ。190cmを優に超える体格、柔らかく懐の深い足元の技術、ジャンプしなくても十分に高い空中戦を誇る。ストリートサッカーで育った選手でもある。

パトリック・ロバーツ
(FW/2月5日生まれ/イングランド/セルティック(マン・シティからローン))

イングランド人らしからぬ柔らかい足元を持つテクニシャンで、英国のメッシとも呼ばれる超新星。

ブリール・エンボロ
(FW/2月14日生まれ/スイス/シャルケ)

バーゼルで同僚だった柿谷が“化け物”と評する怪物FW。柔らかさのある身体能力を武器にスピード、パワーなどを備える規格外なストライカーだ。

アラン・サン=マクシマン
(FW/3月12日生まれ/フランス/バスティア(モナコからローン))

サンテティエンヌが16歳にしてプロ契約を結んだ大器。ユースでは得点を量産し、パワー、スピード、テクニック全てで秀でた能力を示すなど「天才」との名をほしいままにした。

チアゴ・マイア
(MF/3月13日生まれ/ブラジル/サントス)

19歳にしてリオ五輪の優勝メンバーとなった左利きのボランチ。現在ブラジル国内で最も注目を集めている選手の一人と言われ、リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッド、バルセロナ、PSGなど錚々たるメガクラブが彼を狙っている。

既に彼はサントスに残ることはないと言われるが、先日ゼニトからの1800万ユーロ(およそ21.9億円)というオファーを断ったという。さらに大きな額が必要になりそうだ。

ルーベン・ネヴェス
(MF/3月17日生まれ/ポルトガル/ポルト)

17歳でデビューすると即ゴールまで決めてしまったポルトが誇る天才MF。若くして完成された体格を持ち、両足で長いボールを蹴る技術も持つボランチだ。安定したクレバーなディフェンスとパススキルを兼ね備える。

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