『FourFourTwo』など各メディアは27日、「Kリーグ・クラシックの全北現代は、AFCチャンピオンズリーグからの追放処分の取り消しを求めて裁判に訴えた」と報じた。

昨年AFCチャンピオンズリーグで優勝を果たし、日本で行われたクラブワールドカップにも出場していた全北現代モータース。

しかし昨年Kリーグ・クラシックでは大きな問題に直面していた。かつてスカウトを務めていた人物が審判を買収するために賄賂を支払っていたことが確認されたのだ。

それによって、昨年9月に韓国サッカー協会は全北現代に対して勝ち点9の剥奪、1億ウォン(およそ1000万円)の罰金処分を科した。

当時はそれでも首位を守っていたのだが、リーグ最終節でFCソウルに逆転を許し、国内ではタイトルを逃す結果になっている。

AFCチャンピオンズリーグへの出場権は獲得していたものの、その審判買収事件をアジアサッカー連盟は問題視。最終的には規約通り1年の出場停止処分を課すことに決めた。

しかし、全北現代はそれに対して反発しており、今回国際スポーツ裁判所に訴えを起こしたとのことだ。

そこには、訴えを起こしている間の保留期間を利用してAFCチャンピオンズリーグ出場権を取り戻そうという狙いがあるという。

有罪であるか無罪であるかはともかく、審理中には処分が延期されるのが通例であり、その場合は全北現代の出場が認められる。

なお、国際スポーツ裁判所がこの訴えを受理するかどうかは2月3日に決まるとのこと。もし全北現代が出場するのであれば、その5日後に行われる予選プレーオフの対戦カードも変更を余儀なくされる可能性がある。

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