『Stuttgarter Nachrichten』は28日、「シュトゥットガルトの浅野拓磨は、30m走でウサイン・ボルトより速い」と報じた。

昨夏サンフレッチェ広島からアーセナルへ移籍し、すぐにドイツ2部のシュトゥットガルトへ貸し出された浅野。ここまで13試合2得点と、サイドで起用される機会が多いとはいえFWとしてはやや物足りない成績だ。

しかし、チームの浅野に対する評価は悪くないようだ。

シュトゥットガルトの地元紙『Stuttgarter Nachrichten』によると、浅野が練習中の30m走で3.67秒を記録し、コーチ陣を驚かせたのだという。

サッカー界の“スピード自慢”といえば、ドルトムントのピエール・オーバメヤングだろう。

オーバメヤングはかつて30m走で3.70秒を記録したが、これはあのウサイン・ボルトが100m9.58秒の世界記録を樹立した時の30mの走破タイム3.78秒を上回るということで大きな話題となった。

しかし今回、“ジャガー”の愛称で知られる浅野が計測したタイムは、“サッカー界最速”との呼び声も高いオーバメヤングを0.03秒上回るものだったというのだ。

クラブの関係者は浅野の才能や爆発的なスピードを持っていることは認識していたが、この数字にはさすがに驚かされたようだ。

ちなみに40m走のタイムでは、アーセナルのエクトル・ベジェリンがボルトを上回っていることが伝えられている。

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