編集部S

Q. サッカーを見て涙したことがある?
→はい(頻繁に…)

Q. その試合は?
→2004-05 UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝 2ndレグ リヴァプール 対 チェルシー(1-0)
(2005/05/03)

【コメント】

ルイス・ガルシアによる“疑惑のゴール”が話題になったこの一戦。しかし、このゲームのハイライトは試合後に待っていた。チェルシーの猛攻をしのぎタイムアップの笛が鳴ると、アンフィールドは興奮の坩堝に。このシーズン、リヴァプールはチェルシーと4度戦いながらも一度も勝利できず、“五度目の正直”でCL決勝への切符を掴んだのであった。リヴァプールサポーターがYou'll Never Walk Aloneを歌い、リヴァプール選手たちが歓喜する一方でジョン・テリーは項垂れ、ウィリアム・ギャラスは泣いていた。そのコントラストはあまりにも対照的であり、CLという大会がトッププレーヤーにとってどれほど重要なタイトルであるかが伝わってきた。そして、「ユルネバ」がエンディングに近付く中、カメラは少年のように喜ぶジェラードをクローズアップ。ジェラードはテリーと抱擁する。笑顔のクロード・マケレレと握手する。そして、獲得を打診されていたいわれるジョゼ・モウリーニョとも握手をする。そのカメラワークはまるで映画のようであり、荘厳な雰囲気がそれを引き立たせた。そして、モウリーニョ自身も接戦を演じたリヴァプール選手と次々に握手し、最後はリヴァプールサポーターに拍手を送りながらピッチを去っていったのが忘れられない。『スカパー!』を契約して迎えた初めてのシーズン。私にとってはヨーロッパのサッカーに本格的にコミットした初めてのシーズンとなったが、この試合はサッカーの全てを教えてくれた。この試合に出会っていなかったら、私はサッカーにここまで深く関わっていなかったかもしれない。2004-05シーズンのリヴァプールと言えば、オリンピアコス戦とミラン戦での大逆転劇が有名だが、それらに負けないほどの感動を与えてくれた。気になる方はニコニコ動画から。