現在中国系コンソーシアムのシノ・ユーロップと株式売却に向けた話し合いを行っているミラン。

しかし、昨年夏に契約が締結された後もシノ・ユーロップの準備は整わず、これまで取引完了が二度にわたって延期された。それにしたがって、2億ユーロ(およそ242.6億円)の供託金がミラン側に支払われている。

そして、今月3日に予定されていた期日も守られることなく、その延滞による供託金1億ユーロ(およそ121.3億円)はまだ支払われていない。

シノ・ユーロップからは中心的な投資家が抜けているという報道もあり、その状況については各方面から非常に心配されている。

ジェノア戦終了後に『Milan TV』の取材に答えたアドリアーノ・ガッリアーニ副会長兼CEOは以下のように話し、ベルルスコーニ会長が残る可能性があることを認めた。

アドリアーノ・ガッリアーニ

「我々は明快な方針を持っている。予定の期日までにすべての取引を完了することができなかったことから、2回の延期を許している。しかし、ミランは親を失ったわけではない。

陳腐なことを言うかもしれないが、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は求めるものをすべて与えられている。彼の給料はちゃんと支払われている。すべてのスイッチがオフになったわけではない。

もし中国の投資家がやって来なかったということになっても、ベルルスコーニ会長が31年間やってきた方法でミランを管理し続けることができる。私はそれを約束することが可能だ。

4月7日までに誰か他の投資家がやってくるというのであれば、我々はウェルカムである。歓迎する。

しかし、契約はミラン、中国の投資家、その両者の間でサインされている。我々は何も気にせずに続けていく」

なお、もしシノ・ユーロップが最終的にミランとの交渉を断念したとしても、これまで支払われてきた2億ユーロの供託金については返却の必要がない。

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